※この記事は、
前回書いた「中学生の陸上部|靴選びの失敗から親が学んだ視点」の続きです。
前回の記事では、陸上部に入ってから靴選びで迷い、失敗し、
親としての考え方が変わっていった過程を書きました。
▶ 陸上を始めたばかりの頃の戸惑いや、
親として悩んだ全体の流れについては、こちらの記事で書いています。
【中学生から陸上を始めた娘|陸上初心者の親が戸惑ったこと】
▶ 靴選びについての失敗談や当時の気持ちは、
こちらの記事で詳しくまとめています。
【中学生の陸上部|靴選びの失敗から親が学んだ視点】
この記事ではそこから一歩進んで、
中距離〜長距離を走るようになった娘に、
実際どんな靴が必要だったのかを、
わが家の使い分けをもとに整理して書いています。
正直、「これを買えば間違いない」という完璧な答えはありません。
でも、
- 学校の練習
- 外部クラブ
- 冬の駅伝
- 競技場でのレース
それぞれで靴の役割が違うと分かってから、
靴選びで迷うことは減りました。
同じように悩んでいる方の「考え方を整理する材料」になれば嬉しいです。
長距離を走る子に、何足の靴が必要?

娘が中学から陸上を始めたとき、
靴についても、陸上についても、
ほとんど何も分かっていませんでした。
陸上をしている子の多くは、
小学校の頃から続けているイメージがあります。
でも娘は、中学の部活から始めたタイプ。
親の私も含めて、
「何を基準に靴を選べばいいのか」
本当に分からないことだらけでした。
5月に入部した当初は短距離を走っていましたが、秋から長距離へ。
そして駅伝の練習が
本格的に始まるようになりました。
そのタイミングで、大きなスポーツ用品店に行き、
店員さんに相談したのを覚えています。
「駅伝を走るので、向いている靴はありますか?」
当時は、そんなシンプルな聞き方しかできませんでした。
でも、店員さんが丁寧に教えてくれたおかげで、
少しずつ靴の選び方が分かってきました。
結論:長距離の子に必要だったのは3タイプの靴
長距離といっても、
一年を通して同じ距離・同じ場所を走るわけではありません。
わが家の場合、
- 競技場:800m・1500m
- 駅伝・持久走:3000m前後(ロード)
- 日々の練習:距離も内容もさまざま(学校・外部クラブ)
というように、走る場所も距離も、目的もバラバラでした。
その中で分かってきたのが、
「1足で全部をカバーするのは難しい」ということ。
今は、靴を次の3つの役割で考えています。
ロード・距離練習用【履く時間が一番長い靴】
まず一番大事だと感じたのが、ロードや距離練習用の靴でした。
理由は単純で、
一番「履いている時間が長い靴」だったからです。
外部クラブの練習では、アップや距離練習から始まり、
冬になると駅伝や持久走に向けて、3000m前後を走る機会も増えました。
この靴は、
- 長い距離を走る
- 練習時間も長い
- 足への負担が一番かかる
そんな役割を担っていました。
だから私たちがこの靴に求めたのは、
タイムが縮むこと、そして安心して距離を踏めることでした。
正直に言えば、
「速くなってほしい」という期待はありました。
でも同時に、クッション性があり、長く走っても疲れにくいこと。
走り終わったあとに、「足が痛い」と言わないこと。
そのどちらも叶えてくれる靴を探していました。
店員さんに相談して選んだ靴
駅伝に向けて靴を探したとき、
大きなスポーツ用品店で、こんなふうに相談しました。
「駅伝で2km〜3kmを走る予定です。
本番にも使えて、練習にも使える靴はありますか?」
対応してくれたのは、
ご自身も陸上で長距離を走っていたという
男性の店員さんでした。
普段の練習内容や走る距離、
娘の成長段階などを細かく聞いてくれて、
その時の娘に合った靴を勧めてくれました。
店員さんが重視していたのは、
「クッション性と反発力のバランス」。
長い距離を走るには、
着地時の衝撃を吸収するクッションが必要。
でも、柔らかすぎると足が沈み込み、
逆に疲れてしまうこともある。
そのバランスが取れた靴として勧めてもらったのが、
アシックスの「ノヴァブラスト」でした。
初めて履いたときの衝撃
初めてその靴を履いたとき、

クッションがすごくて、走りやすい
と、かなり驚いていました。
親の私も、クッション性でここまで違うのかと
正直びっくりしました。
その靴を履いて行ったタイムトライアルでは、自己ベストを20秒ほど更新。
それまで
「靴はどれも同じようなもの」
と思っていましたが、
その経験を通して、
その子に合った靴の違いは、 本当に大きいと感じました。
この靴選びで学んだこと
ロード・距離練習用の靴で一番大切だと感じたのは、
ケガをせずに走り続けられることでした。
その土台があってこそ、次のステップに進める。
この考え方は、その後の靴選びでもずっと大事にしています。
ちなみに、ノヴァブラストは約1年で買い替えました。
靴底のクッションが潰れてきたこと、サイズがきつくなってきたことが理由です。
現在はアディダス「アディゼロ」に買い替え、
引き続きロード練習で使用しています。

ノヴァブラストより足が前に進みやすい
と話していて、今も満足して使っています。
学校練習用【グラウンド・スピード練習用】
次に悩んだのが、学校の部活で履く練習用の靴でした。
距離練習だけでなく、
スピード練習や動きづくりなどもあり、
ロード練習とはまた違う負荷がかかります。
そのため、ロード・距離練習用とは
別の靴が必要だと感じるようになりました。
ロード用と学校用、何が違う?
ロード用の靴が良かったので、
同じように「クッション性の良い靴を選べばいい」と思っていたんです。
その結果、選んだ靴が娘の足に合わず、ケガにつながってしまいました。
失敗を経験してから分かったのは、
学校のグラウンド練習には、
ロード用とは違う役割が必要だったということ。
短い距離を何本も繰り返したり、
急な方向転換をしたりする練習では、
地面を蹴りやすく、反応しやすい靴の方が向いていたんです。
学校練習用に選んだ靴
以前、靴選びで失敗した経験から、
(詳しくは→「こちら」に書いています)
今度は、外部クラブの先生にも相談しながら選びました。
先生が勧めてくれたのが、
アシックス「ハイパースピード5」。
日本人の足型や筋力に合わせて作られていて、
クッション性もありつつ、地面の感覚も分かりやすい、
バランス型の靴だそうです。
実際に履いて練習してみると、
娘はこんな感想を話していました。

地面を蹴りやすい
スピード練習でも、動きづくりでも、
「走りやすい」と感じているようでした。
学校練習用の靴で大事にしていること
学校練習用の靴は、
その時の成長段階や筋力に合っているかどうかが、
とても大事だと感じています。
特に、中学から陸上を始めた場合は、
体がまだ出来上がっていないことも多く、
無理のない靴選びが必要だと思いました。
この経験を通して、
「今はどんな練習をしているのか」
「体はその負荷に耐えられる段階か」
を考えて靴を選ぶようになりました。
競技場用【中・長距離スパイク】
最後に紹介するのが、
競技場で履く【中・長距離用スパイク】です。
娘が出場している800m・1500mは、
分類としては「中距離」にあたります。
そのため、競技場では中・長距離用のスパイクを使用しています。
スパイクは「変えなくてもいい」と思っていた
娘の学校の部活では、スパイクで練習する機会がほとんどありません。
グラウンド練習が中心のため、大会のときだけスパイクを履く、
という状況でした。
入部した当初は短距離を走っていたので、
近所のスポーツ用品店で短距離用のスパイクを購入しました。
その後、秋から種目が変わり、
走る距離も800m・1500mが中心に。
でも、スパイクはそのまま短距離用を
使い続けていました。
履く機会も少ないし、
「スパイクくらい、変えなくてもいいだろう」
当時は、そう思っていたんです。
中・長距離用スパイクがあると知ったきっかけ
外部クラブに通うようになり、
スパイクについても少しずつ話を聞くようになりました。
そこで初めて、
「中・長距離用のスパイクがある」
ということを知りました。
短距離用とは違い、
中・長距離用スパイクは、
- 軽さ
- ピンの位置
- 足への負担の少なさ
を重視して作られているそうです。
その話を聞いて、今まで履いていた
短距離用スパイクとの違いに興味を持つようになりました。
スパイクを変えて感じた違い
実際に中・長距離用のスパイクを履いてみると、
娘はすぐに違いを感じたようでした。

めっちゃ走りやすいくて、
短距離用と比べてやわらかい
そう話していたのを、今でもよく覚えています。
ピンの数や位置も違い、
地面をしっかり捉えながら、
無理なく走れているように見えました。
スパイクを変えてから、
記録も少しずつ安定し、結果的に自己ベストも更新。
改めて、靴の影響は想像以上に大きいと感じました。
スパイク選びで大事にしていること
スパイクは、「履く時間が短いから適当でいい」と思っていましたが、
それは大きな間違いでした。
特に中距離の場合は、スピードだけでなく、
最後まで走り切れるかどうかも重要。
だから今は、スパイクも、
その時の距離や成長段階に合っているかを大事にしています。
ロード用、学校練習用、スパイク。
それぞれの役割を分けて考えることで、 靴選びに迷うことが少なくなりました。
実際に使い分けている3つの靴
わが家で使い分けている靴を、一覧にまとめました。
| 役割 | 靴 | 娘の感想 |
| ロード・距離練習用 (以前) | ノヴァブラスト5 | クッションが凄い |
| ロード・距離練習用 (現在) | アディゼロ | 足が前に進みやすい |
| 学校練習用 | ハイパースピード5 | 地面を蹴りやすい |
| 競技場用 | アディゼロ(スパイク) | 短距離用より柔らかい |
今回紹介した靴
※モデルやカラーは時期によって変わることがあります。
① ロード・距離練習用
現在使用中:アディダス アディゼロ
クッション性と反発力のバランスが良く、長距離向き。
▶︎ 商品の詳細はこちら
以前使用:アシックス ノヴァブラスト
初めて長距離用の靴を選んだ時の1足。こちらも良い靴でした。
▶︎ 商品の詳細はこちら
② 学校練習用(グラウンド・スピード練習)
アシックス ハイパースピード
日本人の足型に合わせて作られ、グラウンド練習に最適。
▶︎ 商品の詳細はこちら
③ 競技場用(中・長距離用スパイク)
アディダス アディゼロ(中・長距離用スパイク)
軽量で、800m・1500mに対応。
▶︎ 商品の詳細はこちら
まとめ|中学から陸上を始めた子の靴選びで感じたこと
娘が中学から陸上を始めて、靴選びについて分かったことは、
「これを買えば正解」という靴はないということでした。
走る距離、練習場所、練習内容、
そしてその時の成長段階によって、必要な靴は変わっていきます。
わが家では結果的に、
- ロード・距離練習用
- 学校練習用
- 競技場用(中・長距離スパイク)
この3つを使い分けることで、靴選びに迷うことが少なくなりました。
特に、中学から陸上を始めた場合は、
小学校から続けている子とは体の出来上がり方や筋力も違います。
だからこそ、
- 今どんな練習をしているのか
- どこで、どれくらいの距離を走っているのか
- 今の成長段階に合っているか
この視点で靴を選ぶことが、一番大切だと感じています。
この記事が、
同じように「何を基準に選べばいいのか分からない」と
悩んでいる親子の参考になれば嬉しいです。
※靴の感じ方には個人差があります。
実際に試し履きをしながら、その子に合う一足を見つけてみてください。

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